ネジの始まりは、原始人が海岸で、たまたま尖った巻貝を見つけそれを板に突き刺し、回転して外した。これが人類と“ねじ”との最初の関わりであったとされています。(1987年6月22日、ストックホルムで開催されたISO第13回本会議における記念講演“ネジの歴史”から抜粋)
そして、ネジの形態をした最初の物は、アルキメデス(紀元前287~212年)の揚水ポンプで有ると言われています。また、レオナルド・ダビンチ(1452年~1519年)が残したノートの中にタップダイスによるねじの加工原理がスケッチされています。このことからボルト、ナット、小ねじ、木ねじ類は1,500年前後に出現したと考えられます。
日本には1543年、種子島に漂着したポルトガル人が持っていた火縄銃を領主、種子島時堯(トキタカ)が、二千両(現在価値約2億円)で買い、種子島の鍛冶師、八板金兵衛にその模作を命じたことが始まりです(時堯16歳)。金兵衛は、約1年をかけて製作しましたが、尾栓のおねじの製作方法が分からず、更に1年をかけポルトガル人にお願いして尾栓のねじの製作方法を学びました。この物語は、ねじに携わる人であれば殆んどの人は知っていると思います。そして種子島に行けば島が昔から良質の砂鉄の取れる島であり、鍛冶師が沢山居た事が分かります。又、ねじの製造方法を学ぶためポルトガル人船長ムラーシュクに金兵衛が娘、若狭を差し出したという物語も分かります。
私達はこのようにして日本に伝えられたねじを愛する事から創造力が生まれ、仕入先様得意先様を愛する事から、様々な提案が出来ると思っています。私達は、時代の変化を見据えて、その時代に合った締結部品を提供していきます。
1957年4月 (昭和32年) |
先代、故細山田末男、鋲螺卸商に10年勤務の後、その経験を生かし東成区大今里にて光製作所として鋲螺類の販売業務を始める。 |
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1961年4月 (昭和36年) |
東成区深江南3丁目10番17号に移転、社名を大丸鋲螺製作所に改称、各種機械の導入。市中問屋及び各弱電関係各工場に納品。 |
1964年6月 (昭和39年) |
在庫を拡充増大に伴い、大阪市東成区深江南3丁目10番6号に倉庫を設置。 |
1965年 (昭和40年) |
ユーザー各位の在庫負担軽減のため、委託販売ビスセンター方式を本格採用。 |
1969年10月 (昭和44年) |
東急車輌製造(株)大阪工場にビスセンター設置。 |
1978年9月 (昭和53年) |
取扱量の増大と共に資本金一千万円をもって法人組織に改組、代表取締役に故細山田秀明を選任。 |
1980年3月 (昭和55年) |
「ユリヤ化粧ネジ」の量産化に成功、コストダウンを図り、全サイズの在庫を完了。 |
1983年7月 (昭和58年) |
新製品「プラポイント」を開発。(商標出願済) |
1985年5月 (昭和60年) |
「ユリヤ化粧ナット」生産開始。 |
1985年7月 (昭和60年) |
弱電端子ネジ「ハイピック」生産開始。(商標出願済) |
1986年5月 (昭和61年) |
新製品「グリップボルト」「グリップナット」Gタイプを発売。 |
1989年2月 (平成元年) |
新社屋完成。現住所に移転。 |
1989年5月 (平成元年) |
新製品「花ボルト」「花ナット」を発売。(意匠登録出願済) |
1990年1月 (平成2年) |
新製品「ナイロン蝶ボルト」「ナイロン蝶ナット」発売。(意匠、商標出願済) |
1990年3月 (平成2年) |
岡山営業所開設。 |
1991年5月 (平成3年) |
商品センター完成。 |
2001年6月 (平成13年) |
「化粧ナット(貫通タイプ)」を開発。 |
2002年4月 (平成14年) |
「グリップボルト」「グリップナット」Sタイプ生産開始。 |
2003年11月 (平成15年) |
本社社屋4階にショールームを開設。 |
2004年7月 (平成16年) |
「グリップボルト」「グリップナット」Eタイプ生産開始。 |
2004年11月 (平成16年) |
「Dキャップ」「Dキャップスクリュー」生産開始。 |
2005年3月 (平成17年) |
「脱落防止ネジ」開発。 |
2008年3月 (平成20年) |
大阪中小企業投資育成(株)より資本参加を受け、資本金二千万円に増資。 |
2008年5月 (平成20年) |
ISO14001 認証取得。 |
2009年1月 (平成21年) |
「段付グリップボルト」「段付グリップナット」新発売。 |
2009年9月 (平成21年) |
透明のインサート成型ネジ「シースルーボルト」「シースルーナット」を発売。 |
2010年6月 (平成22年) |
「ステンレスナイロン化粧ネジ」「ナイロン化粧ナット」生産開始。 |
2011年4月 (平成23年) |
経済産業省推奨の知的資産経営報告書作成。 |
2011年6月 (平成23年) |
「シールビス」生産開始。(商標出願済) |
2012年5月 (平成24年) |
「シールボルト」生産開始。(商標出願済) |
2012年6月 (平成24年) |
ソフトタッチの「ソフトグリップボルト」「ソフトグリップナット」を新発売。 |
2013年11月 (平成25年) |
代表取締役に細山田寛を選任。 |
2014年4月 (平成26年) |
「シールキャップボルト」生産開始。(商標出願済) |
2015年4月 (平成27年) |
「マッシュルームノブ」「セブンノブ」生産開始。 |
2015年12月 (平成27年) |
「クランプノブ」生産開始。 |
2016年6月 (平成28年) |
「通電用逆セレート付皿ビス」新発売。(商標出願済) 「オーバルシールビス」生産開始。(商標出願済) |
2016年12月 (平成28年) |
「逆セレート付 Sタイプ皿」在庫販売開始。(商標出願済) |
2017年1月 (平成29年) |
「ボッチ付ビス(通電用)」在庫販売開始。 |
2017年4月 (平成29年) |
「ラージグリップボルト・ナット」新発売。 |
2017年7月 (平成29年) |
「皿シールビス」「皿シールキャップ」在庫販売開始。(意匠、商標出願済) |
2019年2月 (平成31年) |
大阪府経営革新計画達成企業として承認され、達成企業シンボルマークの使用を許可される。 |
2020年7月 (令和2年) |
「パッチンアジャスター」新発売。 |
2021年3月 (令和3年) |
健康経営優良法人(中小規模法人部門)に認定。 |
2022年9月 (令和4年) |
「ハイピックナット」生産開始。 「極低頭シールキャップボルト」生産開始(商標出願済)。 |